あなたは、黄金律(ゴールデンルール)は万能ではないことにお気づきでしたか?

黄金律の留意点

「自分にしてもらいたくないことは他人に対してするな」
「自分にしてもらいたいように他人に対してせよ」

これが黄金律と呼ばれるもので、
人間関係においては、相手に与えたとおりに自分に返ってくるものであるから、
黄金律は人生の成功の秘訣である、
とされています。

ただし、黄金律を実践する場合の留意点があります。

それは、人それぞれ価値観が同じではないので、
してもらいたいこと・してもらいたくないことの総てが万人に共通ではない、
言い換えれば、
自分がしてもらいたいことは何でも相手だってしてもらいたがっているとは限らない、
ということです。

相手からみると「余計なお節介」あるいは「でしゃばり」になってしまうことがある、
ということです。

黄金律を実践しているのに不幸になるタイプの特徴

では、
この留意点さえしっかり押さえて黄金律を実践すれば人生で成功するのか、
というと………

米国のある大学の調査研究の結果、
黄金律を実践している人は、幸福な場合と不幸な場合の二通りあって、

その違いは、
黄金律を実践しているのにかえって不幸になるタイプは、
ズルイ人にまで親切にして食い物にされていること、
他人の世話を焼き過ぎるあまり自分を犠牲にし過ぎていること
が原因
であることがわかったそうです。

狡賢い人というのは、
個々人の人生において厄介な存在であるだけではなく、
時として世の中全体にとっても厄介な存在になりますので、
本当に厄介ですね。

世の中全体にとって厄介なズル賢い人の見分け方の一つ:言動に首尾一貫性があるか?二枚舌ではないか?

人間の尊厳、自由・平等の原理に基づいて一切の差別・抑圧と闘い、
お互いに尊重し合い大切にすることで差別をなくすという崇高な運動・活動

に対して、
いわばそのニセモノである「えせ同和行為」というものがあります。

「えせ同和行為」とは、
同和問題を口実として、何らかの利益を得るために企業や行政機関などに
不当な圧力をかけるというもの

です。

ある地方自治体のホームページによれば、
最近では、「同和」ではなく、例えば「人権」や「ハンセン病」の名を騙るケース
も確認されていて、名前を変えただけで中身はまったく変わっていないそうです。

えせ同和行為」が
「えせ人権擁護行為」、「えせ差別反対行為」「えせマイノリティ尊重行為」等
に看板を書き換えただけ
である、
と言えるようですね。

名前を変えた「えせ同和行為」は何らかの私的利益を得るためですが、
他にも、世の中には、
人間の尊厳、平等の原理、マイノリティ尊重などという正論を、
特定の党派に偏った利益の追求のために政治利用しようとする輩
が生息しているかもしれません。

仮に、こんな活動家・活動団体がもしも存在しているならば………というお話ですが、
例えば、ある人権活動家・人権活動団体が、
「ミャンマーでのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害」に対しては
激しく非難して活発に抗議活動やロヒンギャの支援活動をするけれども、
「中国政府による新疆ウイグル、チベット両自治区などでの少数民族に対する
 宗教的抑圧や人権弾圧(中国当局による身柄拘束や政治教化、拷問、
 強制不妊手術や強制労働、信仰などを理由とした長期間の強制収容)」
に対してはおとなしいという場合には、
それは一体なぜなのでしょうか?

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