はじめに
この記事では、<私が好きな言葉>のなかでお金に関する名言を紹介いたします。
「清富」
これは、哲学者 感性論哲学の創始者 思風庵哲学研究所所長の 芳村 思風 氏のお言葉です。
私なりに解説しますと、
心が濁っていて、お金もないのが「濁貧」
心が濁っているけれども、お金持ちなのが「濁富」
心は清いけれども、お金がないのが「清貧」
人間として目指すべき理想は、心が清く、お金も豊かにある「清富」
「お金で幸せは買えない。でも、お金で自由は手に入る(お金を持っていれば自由が得られる)し、お金を持っていることで防げる不幸もある。」
これは、ビジネス書作家 小暮 太一 氏のお言葉です。
「お金で幸せは買えない」と言ってあたかもお金自体を否定する人には、「でも、………」を教えてあげましょうね。
私の考え
さて、エライ人の名言の紹介は以上にして、これからは私の拙い持論を述べてみます。
仏教には「空(くう)」という言葉があります。空の思想とは、簡潔に言えば、
現世の欲望にも、欲望の否定にも、どちらにもとらわれない
有にも無にも、肯定にも否定にも、どちらにもとらわれない
ということだそうです。
私には難しくて、何となく分かるような気がするだけですが、私なりの理解では、
“お金をなんとなく汚いものだと思って否定することはお金に執着することの裏返し” ではないでしょうか?
宝くじ、保険金、相続などで急に大金を手にした人の中には人生を狂わせてしまう人が多い、と言われています。
けれども、大金が人を変えてしまって不幸にするのではなくて、
その人の人間的成長、精神修養のレベルが追いつかずに、その人の地(隠れていた本性、その人の人間性の弱点)が出てしまった結果………
私はそう理解しています。
急に大金を手にしても、自分の人生を狂わせてしまうことなくお金を有意義に使うことができる、お金をいわば便利な道具として上手に使いこなすことができる---そんな人間になれるような人格形成・精神修養に日々努めるべきなのであって、お金のせいにするのは責任転嫁だと思います。
私は、「お金とは素敵な楽しいもの。だから、お金が大好き」と、決して重くなく、軽~く無邪気に思うようにしています。