誰でも簡単にできる園芸・家庭菜園その2:育てる環境があまりよくなくても、楽しむことは可能

はじめに:次の条件に当てはまる人におすすめ

この記事は、園芸・家庭菜園をこれから始めてみようとお考えの人とまだ初心者段階の人が、次の条件に当てはまる場合には、お勧めです。

第一に、私の住む地方は、気候区分の「寒地・寒冷地」、「中間地(温暖地)」、「暖地」の三区分では「中間地」に当たります。
第二に、私の自宅の敷地内の“庭”の環境は、「①大した広さがない。②地植えできる庭、花壇はなく、鉢、プランター、ベジトラグを使うしかない。③日当たりはあまりよくない(最も日当たりの良いエリアでも、夏場で半日程度)。」なので、園芸・家庭菜園の環境としては決して恵まれているほうではありません。

今この記事を読んでくださっているあなたが以上の条件に当てはまる場合には、私の園芸・家庭菜園の経験が多少なりともお役に立つように思います。

陽当たりがよくなくてもガーデニングを楽しむことは可能

ガーデンニングをする場所があいにく「暗い日陰」(直射日光が射さず、間接光もほとんど期待できない暗い場所)の場合には、うまく育つ植物が限られます。

けれども、「明る目の日陰」(直射日光はあたらないけれども、木漏れ日や間接光が射す場所)や「半日陰」(日中の数時間だけなら日が射す場所)であれば、ガーデニングで楽しめる植物が結構あります。

まずは、あなたがガーデニングをしようとお考えの具体的な場所の日中の陽当たり具合を、午前と午後、季節ごとによく観察して確認してみてください。

地植え(庭、花壇、畑などの地面に直接植えること)ができる花壇や庭がなくてもガーデニングを楽しむことは可能

ガーデニングの予算に応じてお好みの鉢・プランターを用意すればよいのです。

相対的に安価なプラスチック鉢であれば、植物の根を健康に育てる「スリット鉢」がお勧めです。また、予算に余裕があれば、「ベジトラグ」(立ったままの姿勢で使える菜園プランター)という優れモノがお勧めです。

私は、野菜栽培用には大型のプランター(プラスチック製)を使っていますが、それ以外は鉢(主にプラスチック製)です。ベジトラグは高価なので一つだけ購入しました。

地植えではなく、鉢植え・プランター栽培ならではのメリット

植物には、真夏の暑さ、特に最近の日本の猛暑に弱いタイプのものが少なくありませんし、梅雨の長雨対策が必要なものも少なくありません。また、植物の種類を問わず、集中豪雨や台風への対策、冬場の霜対策は欠かせません。

このような対策をするうえで、重すぎて場所を移動させるのが容易ではない大型のプランターを除き、植木鉢や中型サイズ以下の移動が容易なプランターで栽培する場合には、季節や天候に応じて置き場所を移動させることができます

また、植物の中には繁殖力が旺盛すぎて、地植えにすると大変なことになってしまうもの(代表例:ミント)がありますので、そのような植物については、鉢植えこそが適当です。

苗を買うか種子を買うか?

種子(通常、一袋に数十個入っている。)を買うほうが苗を買うよりもコスパがよさそうですが、個人が園芸・家庭菜園を楽しむときには、相当広大な花壇なり庭を持っていて、一つの同じ植物で一帯を覆いつくそうとするケースでない限り、一袋に数十個も入っている種子を全部蒔くわけではなく、また、植える鉢、プランター、花壇のスペースに応じて、発芽した苗を間引いて数を絞ることになります。

植物の種類によって、種子を蒔く土の深さ、水のやり方その他あれこれ条件が異なります(注)し、そもそも、蒔いた種子が一つ残らず確実に発芽して無事に育つというものではありません。

私のこれまでの経験では、初心者の場合は、野菜類と、草花でも種子が微細なタイプについては、苗を買って植えるほうが確実だと思います。

また、ガーデニングをしてみたいけれども時間的余裕がとても限られている人にとっては、苗を買って植えるほうがラクで確実だと思います。

(注)栽培してみようかとお考えの具体的な植物(種類・品種)について、あらかじめネットでよくお調べになることをお勧めします。

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