健康サプリメントの効果
サプリメントは大抵は食品と同じ扱いです。
その中で、特定保健用食品については、例えば「骨の健康に役立つ」とか「おなかの調子を整える」といった特定の保健の目的が期待できる旨の表示をすることができます。また、機能性表示食品については、製造販売する事業者の責任で、科学的根拠をもとに「○○の機能がある」旨の表記をすることが認められています。
ただし、前者は食品の有効性や安全性について国の審査を受けて許可を得ていますが、後者は事業者が国に届け出るだけで国はその機能性(=健康の維持や増進などに役立つ健康効果)の科学的根拠について審査を行いませんので、その事業者の信用性は?というリスクがあります。
なお、特定保健用食品も機能性表示食品も、その名称の示すとおりあくまでも食品であって、医薬品ではありませんので、「○○の治療効果がある」「○○の改善に役立つ」というような表記はできず、「○○を助ける」「○○の健康に役立つ」というような表示しかできないルールになっています。
健康サプリメントの注意点
医薬品ではないため、お薬代わりに摂取するのは???だということです。
また、過剰摂取はかえって健康に悪影響が出るものもあるという点に注意が必要です。例えば、亜鉛は、過剰に摂取すると、めまいや吐き気、腹痛や下痢などが副作用や症状として挙げられていますし、ビタミンCは、過剰に摂取すると、下痢や腹痛などの一過性の症状が出ることがあるそうです。
長い目で見た場合の健康(病気予防)のための最優先事項は、体に悪いもの・良くないものを可能な限り摂取しないようにすること
私は、若い頃は健康サプリメントをあれこれ試しに買って摂取したことがあって、中には一定期間定期購入したものもありました。
けれども、もうだいぶ以前から、健康サプリメントは(皆無とまでは言い切れませんが滅多に)買わないようになりました。
その第一の理由は、健康を維持する(病気を予防する)ための最優先事項は、長い目で見れば、体に悪いもの・良くないものを可能な限り摂取しないようにすることだ、と考えるようになったからです。体に悪いもの・良くないものの摂取を漫然と続けながら、デトックス効果その他の健康に役立つサプリメントを摂取することは矛盾している、と気づいたからです。
第二の理由は、同じお金をかけるなら、健康サプリメントを定期的に購入することに使うよりも、高くても良い食材等を買うことに使うほうが、体に良くない食材等で調理された食事を摂取しないことにもなって一石二鳥になるからです。
それ以来、家計のやり繰りで可能な限り、価格が少々割高でも、健康食材等を買うように努めています。加えて、外食は、なるべく回数を減らすようにしています。
具体的に言うと、買うお米は無農薬有機栽培のお米、それも白米ではなく玄米に変えました。塩、醤油、味噌、砂糖などの基本の調味料は、昔ながらの伝統的な製法でつくられている本来の本物(注1)を買うようにしています。スーパーなどで買物をする際には、食品表示を必ず確認して、有害な化学調味料・化学食品添加物があれこれ使われている食品は、皆無とまでは言い切れませんが、避けて買わないようにしています。
(注1)醤油風調味料ではなくて醤油を、味噌風調味料ではなくて味噌を、精製塩ではなくて天日塩や岩塩を、精製糖(上白糖、グラニュー糖など)ではなくて含蜜糖(黒糖など)を買うようにしています。
ちなみに、そんな私の健康状態は………
私が健康のために意識して実践していることは他にもあれこれありますので、健康食材等だけが要因ではありませんが、私はかれこれ20年以上、病気で通院したことはありませんし、薬局では目薬か、傷の消毒液、絆創膏の類ぐらいしか買わずにすんでいます(注2)。実年齢よりは数歳若く見られます。同世代のなかでは歩くのは速い方です。40肩、50肩とも無縁でした。故・森下敬一医学博士が提唱された森下自然医学を知って以来、癌が特に怖ろしい病気だとは思わないでいられるようになっています。
(注2)風邪をひいても早めに静養することで、風邪薬のお世話になることなく回復することができています。