はじめに
この記事を投稿する今日2月8日の誕生花の「ユキノシタ」は、我が家のシェードガーデンで2020年の秋から育てています(注1)ので、紹介します。
「雪の下」という名称は、雪が上に積もってもその下に常緑の葉があることにちなむと言われていますが、定かではありません。花言葉は「深い愛情」です。
(注1)品種は「シチヘンゲ(七変化)」です。葉の縁に白い斑が入ります。
「ユキノシタ(雪の下)」を育てている実体験を踏まえて
常緑性多年草で、半日陰から日陰のやや湿った環境を好みます。耐寒性も耐湿性も強いですが、夏の強い日射しは苦手ですし、過湿になると根腐れするおそれがあります。
ユキノシタの開花時期は5月~7月で、花期になると細い花茎を20~50㎝程度に伸ばして、上部に円錐状の花序を形成して小さな花を多数咲かせます。
増え方は、根元から赤いランナーを伸ばして繁殖します。ランナーが地面に着いたところから小さな芽や根を伸ばして子株をつくるので、鉢で栽培している場合もランナーが伸びたところに別の鉢を置いて子株を育てることができます。根の張り方は浅くて手で簡単に抜くことができますので、増えすぎたときでも整理がしやすいです。
私はまだ試してみたことはありませんが………
ユキノシタは、昔々は、民間薬(注2)として重宝され、食用としても利用されていて、本州から四国、九州にかけて、たいていの家の井戸周りにある生活になじみの深い植物だったそうです。
今年こそ、天ぷらかおひたしにして一度は食べてみようかな、と考えています。
(注2)ユキノシタに含まれる主な成分はカリウム、アルブチン(メラニン合成を阻止する)、ポリフェノールの一種であるベルゲニン(抗菌作用、抗酸化作用)など。抗菌作用のある精油成分も含まれているそうです。

