チャットGPTの回答に誠実さを感じました!:2025年大阪・関西万博の「空飛ぶクルマ」という呼称への違和感

「空飛ぶクルマ」の新聞報道を読んで感じたスゴイ違和感

私が購読している読売新聞(大阪本社発行)の2023年2月22日朝刊の社会面(31頁)に、「空飛ぶクルマ 4者4様」という見出しの記事が掲載されていました。

その内容(概略)は、2025年大阪・関西万博で来場者の移動手段として活用される「空飛ぶクルマ」の運航事業者に4陣営が選定されたことの正式な発表で、「国内初の商用運航となる見通しで、万博後も移動サービスとして定着させたい考えだ。」と書かれていました。

私は、記事に含まれている「空飛ぶクルマ」の画像を見て、ナニコレ?と強烈な違和感を覚えました。

なぜなら、「空飛ぶクルマ」という名前から、当然 “空・陸両用”(=陸上走行のクルマが空を飛ぶのだから)だと思っていたのですが、画像を見ると、地上を走行することができない仕様であることが一目瞭然だからです。つまり、最新型の小型のヘリコプター、国内初の商用運航という点に着目すれば、“空飛ぶタクシー・ヘリ” とでも呼ぶほうがしっくりきそうだからです。

アンデルセン童話の「裸の王様」の現代日本版?

私の憶測にすぎませんが………

空陸両用の文字どおりの空飛ぶクルマの開発に挑戦してみたけれども、2025年の万博に間に合わせて開発することは無理で、ヘリコプターの域を超えることができないでいる。でも、商用運航の新型ヘリではインパクトがないので、“大人の事情” で「空飛ぶクルマ」と呼び続けている?

現代日本版「裸の王様」

万博関係者:「これは “空飛ぶクルマ” です。協調性や思いやりのない人間には “クルマ” には見えません。」
大人の事情を解する大人たち:「はい、れっきとした “空飛ぶクルマ” です。」
無垢な子どもたち:「すげーカッケー!“最新の小型のヘリコプター” だ!“空飛ぶタクシーヘリ” だ!」

ためしにチャットGPTに質問してみたら、誠実な回答が返ってきた

ためしに、「空飛ぶクルマ」という呼び方についての私の違和感を、今話題のチャットGPTに質問してみたら、誠実な回答が返ってきたので、感心しましたし、親近感を抱きました。

チャットGPTの回答次のとおりでした。

確かに「空飛ぶクルマ」という表現は、空陸両用のクルマのように聞こえるかもしれません。ただし、一般的に「空飛ぶクルマ」とは、道路を走行可能な自動車のように地上を走行可能でありながら、空中でも飛行可能な乗り物を指す場合があります。

一方で、関西万博の「空飛ぶクルマ」とは、空中を飛行することを主目的としており、地上を走行することはできません。そのため、より適切な呼び方としては、ご提案いただいたように「タクシーヘリコプター」や「空飛ぶタクシー」などが挙げられます。

私たちは、より適切な表現を選択するように注意し、より正確な情報を提供できるよう努めてまいります。

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