2024年のNHK大河ドラマは『光る君へ』
「2024年の大河ドラマは平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部の人生を描きます。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する大河ドラマです。」(NHKのホームページより)
源氏物語 紫式部ゆかりの花の寺 石山寺(滋賀県大津市)
私にとっては、石山寺(注)は、過去に何度も訪れたことがあるお寺です。
御本尊は、日本で唯一の勅封秘仏 二臂如意輪観世音菩薩で、平安時代には京都の清水寺や奈良の長谷寺と並んで三観音とされ、多くの信仰を集めたそうです。また、平安京から日帰りで行けることに加え、琵琶湖を眺める高台に建っているので、昔から特に女性に人気のお寺だったそうです。
平安時代の1096年に再建された本堂は国宝で、滋賀県最古の建築物だそうですし、鎌倉時代の1194年に建立された多宝塔も国宝で、これは源頼朝の寄進によるもので、日本最古の多宝塔と言われています。
石山寺公式ホームページには、
「紫式部が参籠し『源氏物語』の構想を練ったという伝承が残る石山寺」
「紫式部が『源氏物語』を石山寺参籠中に起筆したという伝説は有名です。」
と記載されています。
(注)宗派は東寺真言宗で、寺格は大本山。西国三十三所観音霊場の第十三番札所。

私にとっての石山寺の魅力
一点目は、運動不足解消に手頃な運動(散歩、ハイキング)になることです。
なぜなら、石山寺の境内は非常に広い上に坂道が多く、すべての見どころを急がずに回ると確実に1時間はかかるので、運動不足解消のいい散歩(軽登山?)になるからです。
なお、公共交通機関を利用する場合、バスだと、最寄りのバス停は石山寺の東大門(重要文化財)から徒歩すぐの所に位置しているのですが、電車だと、京阪電車石山坂本線の終点「石山寺」駅から石山寺東大門までの距離が約800mあって、散歩には手ごろな距離ですし、瀬田川の岸辺の「瀬田川ぐるりさんぽ道」(正式名称「瀬田川散策路」)を歩くこともできます。
二点目は、滋賀県大津市は国際観光都市・京都市の東隣に位置しているのですが、大津市内の観光名所は、京都市内の観光名所と比較すれば、オン・シーズンの土日・祝日でも人混み具合は相当マシですので、花のお寺の一つでもある石山寺は、桜の花見や紅葉狩りなどを大混雑を避けて落ち着いて楽しむには打ってつけの穴場スポットだと思います。
でも、2024年は、NHK大河ドラマのゆかりの地ということで、例年よりもはるかに観光客が増加するに違いないでしょう。
