「塩と暮らしの日」:健康と食生活の新たな視点

「塩と暮らしの日」の意義

本日、7月3日は「塩と暮らしの日」です。この記念日は、2017年に公益財団法人・塩事業センターにより制定され、日々の生活に欠かせない「塩」について深く理解し、適切な利用法を見直すためのものです。

塩は私たちの食生活に欠かせず、体内のミネラルバランスを整える重要な役割を果たしています。しかし、全ての塩が同じ効果をもたらすわけではありません。精製塩は、ミネラルがほとんど排除されたものであり、対照的に天然塩や自然塩は古い製法によりミネラルを豊富に含んでいます。

天然塩・自然塩の特性

天然塩・自然塩は、塩化ナトリウムだけでなく、塩化マグネシウムや硫酸カルシウムなどのミネラルも含んでいます。これらのミネラルは体内のバランスを整える助けとなります。しかし、全ての天然塩・自然塩が良いミネラルバランスを持つわけではないことに留意が必要です。

また、塩の持つもう一つの重要な役割は「料理の風味を引き立て、私たちを幸せな気持ちにすること」です。多種多様なミネラルを含む塩は、独特の風味をもたらし、食事を一層楽しむことを可能にします。

塩の選び方:栄養成分と製法の確認

塩を選ぶ際には、栄養成分表示と製法の確認が重要です。栄養成分表示は、塩が含むミネラルの種類と含有量を示しています。製法については、「平釜製法」や「天日」の製法で作られた塩はミネラルが豊富に含まれています。一方で、「イオン膜」や「立釜」製法で作られた塩は精製塩に近く、主成分はほぼ塩化ナトリウムです。これらの点から、製法によって塩の特性や体への影響が変わることを理解することが重要です。

塩と健康:適切な塩分摂取の重要性

塩分摂取は健康維持に必要な要素であり、適切な量の摂取は、体のミネラルバランスを維持し、生命維持に重要な役割を果たします。必要なミネラルをバランスよく摂取するのに適しているのが天然塩・自然塩なのです。しかし、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、過剰な摂取は、高血圧や心疾患のリスクを増加させるため、適切な塩分摂取を心がけることが大切です。

「塩と暮らしの日」は、塩について深く学び、自身の食生活を見直す絶好の機会です。この日をきっかけに、塩選びに新たな視点を持つことで、健康的な食生活の一歩を踏み出しましょう。私たち一人一人が自分の健康と食を通じた幸せを追求するために、今日から塩選びに新たな意識を持って取り組みましょう。

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