家庭菜園を始めることは、自宅に広々とした地植えの庭がある方に限らず、大きめのプランターや鉢を活用しても十分に楽しめる素晴らしい経験です。私自身がそうした環境で家庭菜園を楽しんでいるので、未経験の方にもぜひ挑戦してほしいと思います。
私の家は地植えできる庭がなく、日当たりもあまり良くありません。それでも大きめのプランターや鉢を利用して家庭菜園を始めてから今年でまだ四年目ですが、毎年楽しく収穫の喜びを味わっています。最初の年は控えめに胡瓜とミニトマトを一株ずつ育てただけでしたが、今年は胡瓜(3株)、ミニトマト(5株)、ゴーヤ、茄子、ピーマン、エンサイ、モロヘイヤ、蔓紫など、さまざまな野菜を楽しんでいます。
私の家庭菜園は、自然環境に配慮した栽培を心掛けています。農薬や化学殺虫剤は一切使わず、化学肥料も避けて自然の資源を利用しています。また、株元の土をビニールで覆ってマルチングするなどの不自然な手法も使わず、自然な成長を尊重しています。そのため、収穫量は極大化を目指しているわけではありませんが、それでもまずまずの収穫が得られています。
例えば、今年の夏の果菜類の収穫実績は、7月31日午前中までで胡瓜28本、ミニトマト330個、ゴーヤ11本、茄子28個、ピーマン0個(これから実り始めです)となりました。これは大きな庭がある方や家庭菜園の上級者の方と比べると少ないかもしれませんが、私にとってはほぼ満足のいく結果です。
今から家庭菜園を始める方にとっては、秋冬に向けて特におすすめの野菜があります。私の栽培経験をもとに三つ紹介しますと、春菊は葉の食害が少ない野菜の一つで、初心者でも育てやすいです。二十日大根は地中に大根が育つため、プランターの深さに気を使わずに栽培できるミニサイズの野菜です。また、ミニ人参も葉の食害が少なく、ミニサイズなので大きなプランターを使わずに育てることができます。
家庭菜園は食卓に新鮮な野菜を届けるだけでなく、育てる楽しみや自然との触れ合いを味わえる素晴らしい趣味です。手間暇かけた分、収穫の喜びは格別です。ぜひ大きな庭がなくても、プランターや鉢を利用して家庭菜園を始めてみてください。きっと新たな楽しみが広がることでしょう。初心者でも気軽に始められる野菜からスタートして、自分なりの楽しみ方を見つけてください。家庭菜園の素晴らしさをあなたもぜひ体験してください!
