はじめに
毎日うだるような暑さが続くと、どうしても食欲が落ちてしまいがちです。
それが原因で、さらに体力が低下し、疲れやだるさが抜けない……。これが、いわゆる「夏バテ」の典型的なパターンです。
そんなときこそ、さっぱりと食べやすく、それでいてしっかり栄養が摂れるレシピが役立ちます。
今回は、火をあまり使わず、短時間で作れる夏バテ回復レシピを5つご紹介します。
レシピ1:梅しそ冷やしうどん
梅干しと大葉の香りで、食欲がわいてくる一品。
冷たい茹でうどんに、刻んだ梅干し、大葉、きゅうりの千切り、白ごまをトッピングし、冷やしためんつゆをかけるだけ。
必要なら、ちょっとだけごま油を垂らすと風味がアップします。火を使うのはうどんを茹でるだけなので簡単です。
レシピ2:豆腐とトマトの冷製だしがけ
冷たい豆腐に、トマトの酸味とだしのうまみが絶妙。
木綿豆腐を水切りし、角切りにしたトマトをのせて、白だし+水+オリーブオイル少々の冷たいタレをかけます。
バジルや青じそを添えれば、見た目も爽やか。水分・たんぱく質・ビタミンが手軽に摂れる一皿です。
レシピ3:鶏むね肉のレンジ蒸し 梅ポン酢がけ
疲労回復に必要な “たんぱく質とクエン酸” を一緒に。
鶏むね肉をそぎ切りにして耐熱皿に並べ、酒をふってふんわりラップし、電子レンジで3〜4分加熱。
火が通ったら、梅肉+ポン酢+大葉のみじん切りを混ぜたタレをかけるだけ。冷蔵庫で冷やしても美味しいです。
レシピ4:にんにく香る夏野菜の味噌炒め
にんにくの香りが食欲を刺激し、味噌のコクでごはんも進む。
ナス、ピーマン、パプリカ、ズッキーニなどお好みの夏野菜をオリーブオイルとにんにくで炒め、味噌+みりん+しょうゆのタレで味付けします。
お好みで豚肉を加えると、スタミナおかずにもなります。
レシピ5:すりおろし長芋とオクラのネバネバ丼
するっと食べられる “ネバネバ食材” で、胃腸にやさしく栄養補給。
オクラをゆでて刻み、長芋はすりおろし、納豆と一緒にごはんにのせて、めんつゆやしょうゆで味付け。
ミネラル、食物繊維、たんぱく質が一度に摂れるヘルシーどんぶりです。
おわりに
暑さで食欲がない日が続いても、「まったく食べない」のは体にとって大きな負担です。
無理せず、自分の身体が「食べられそう」と感じるものを少しずつでも取り入れることが、夏バテ回復の第一歩です。
今回紹介したレシピは、簡単・時短・栄養ありの三拍子そろったものばかり。
冷たい飲み物ばかりに頼らず、内臓を冷やしすぎないよう心がけることも、体調を整えるポイントです。
特におすすめなのが、夜寝る前と朝起きた後に「白湯(さゆ)」をゆっくり飲むこと。
胃腸が温まり、代謝のリズムが整いやすくなり、冷房による冷え対策としても効果的です。
「食べること」と「温めること」を味方につけて、2025年の夏を元気に乗り切りましょう。