酷暑の日々を、ちょっとだけ楽しむために

季節を感じる暮らし

こんにちは。
私の住む町では、ここ最近、連日のように「猛暑日」が続いています。
外気温が午前中には30℃を超え、昼には35℃以上。天気予報では「危険な暑さです」と繰り返され、もはや笑っていられないレベルの酷暑です。

もちろん、熱中症対策は万全にしなければいけません。冷房の使用、水分・塩分補給、直射日光を避けること。――そんな「対策」をしっかりしつつも、ふと、思うようになりました。
「毎日、耐えるだけの夏って、ちょっと寂しいな」と。

暑さを “旅” に変えてみる

試しに、気分だけでも「夏を楽しむ」方向に舵を切ってみようと、思い切って朝5時に起きて、近所の川沿いを散歩してみました。
蝉がまだ眠っている静かな空気の中、ほんのわずかな風が頬をかすめます。水面に映る朝焼け、薄く色づく空。
「こんなにも涼しくて、美しい時間があったんだ」と、少し感動してしまいました。
早朝の空気は、どこか “旅先の朝” のようです。
現実は自宅近くでも、想像力ひとつで気分は変えられるんだなぁ、と実感しました。

懐かしい「日本の夏」を演出してみる

夕暮れ時には、窓辺にすだれをかけて、風鈴を吊るしてみました。
カーテン越しに射し込む西日が少しやわらぎ、部屋の中にささやかな涼感が生まれます。
その風鈴の音を聞きながら、扇風機の前でスイカをひと切れ。
うちわを片手に、窓の外からかすかに聞こえてくるヒグラシの声や、近所の子どもたちのはしゃぐ声に耳を傾けていると、どこか懐かしい気持ちになってきます。
蚊取り線香の香りをたいて、少し薄暗くした室内で過ごすひととき。
現代的な便利さから少し離れて、昔ながらの「日本の夏」を思い出すような、そんな時間も悪くありません。

「冷たいもの」しばりで楽しむ

またある日は、「今日は冷たいものしか食べない日」と決めてみました。
冷製パスタ、冷やし茶漬け、冷やし甘酒に、手作りのアイスクリーム。
炭酸水にミントの葉を浮かべて飲むと、気分は南国リゾート。
気温が高いからこそ、美味しく感じられる涼味が、夏のご褒美に思えてきます。

暑さを “季節の個性” として受け入れる

もちろん、猛暑はつらいです。
できることなら、ずっとエアコンの効いた部屋に引きこもっていたい。
でも、「暑さ=敵」と思い続けるだけでは、気持ちまで消耗してしまいます。

少し目線を変えてみるだけで、「暑さのなかにも味わいがある」「夏にしかできない楽しみがある」と思える瞬間が、きっとあるはずです。

おわりに:小さな “遊び心” で夏をのりきろう

猛暑を前向きに乗り越えるには、もちろん「体のケア」が最優先。
でも、それだけじゃ足りないときは、少しの
“遊び心” が、思いのほか力になります。
酷暑の日々、どうかご無理なく。
でももし、気持ちに少しだけ余裕がある日には、「この暑さをどう楽しんでやろうか」と、いたずらっぽく考えてみてください。
もしかしたら、今年の夏はちょっとだけ、記憶に残る夏になるかもしれません。

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