ビオラとパンジーの違いとは?
ビオラとパンジーは学術的には同じ植物です。
けれども、園芸品種としては明確に区別されていて、「花の大きさが5㎝以上のものをパンジー、それ未満のものをビオラ」とすることが多いそうです。言い方を変えると、パンジーの中の小輪多花性種がビオラと呼ばれています。

花を長く楽しむコツその1:花がら摘み
ビオラは、花が咲き終わると、花びらがクルクルっと丸まった状態になるのが特徴です。この咲き終わった花=花がらをその根元から摘み取る、それが花がら摘みです。
花がら摘みをすることによって、植物のエネルギーが種を作ることではなくて新しい花を咲かせることに使われるようになります。
花がら摘みをこまめにすればするほど、花をより長い期間楽しむことができます。
花を長く楽しむコツその2:切り戻し
ビオラの株が全体的に徒長してしまったときには、私は、茎の下から3つ目のわき芽(他の葉よりも小さく新鮮な黄緑色をしていてやや密集している)の上で茎を切り戻すようにしています。
本来は多年草
ビオラは本来は多年草なのですが、日本の夏の高温多湿の環境に弱くて、通常は夏前までに枯れてしまうので、日本では一年草扱いされています。
ただし、夏越しが絶対に不可能ではありません。論より証拠、私は2021年の夏、ビオラの株を一つだけ夏越しに成功しているからです。
経緯をお話しすると、5月以降、枯れた葉を摘み取り、弱った茎を切り落とし、まだ元気だけれども徒長した茎は切り戻して、すっかり小さくなってしまった株を、けれども花がほんの数輪だけでもまだ咲いている限り、株を処分することなく、花がら摘みを行い続けた結果、枯れ果てることなく梅雨明けを迎え、猛暑に耐え、ついに無事に秋を迎えることができたのです。
