真に科学的な態度とは?

21世紀の今でも、森羅万象には科学で未解明の領域が大きく存在している

科 学 = 科学的であると証明されたもの
非科学 = 明らかに科学的ではないもの
未科学現代の科学がまだ理解・解明できていない未知の領域

故・船井幸雄氏(注1)は、「否定も肯定もできないことは、否定も肯定もしない」とおっしゃっていました。

未科学の領域を短絡的に非科学と決めつけて否定する態度こそが、まさに非科学的と言わざるを得ません

(注1)経営コンサルタント会社を設立して世界で初めて株式上場し、経営指導のプロとして活躍。自己啓発書作家、精神世界・スピリチュアル系の著作家でもあった。

疑うことは「反対すること」、「悪口を言うこと」ではない

科学は哲学と同様、疑うことからスタートするものです。疑いながら理解し、活用し、進歩していくものです。科学の進歩によって従来の定説が覆されることも決して珍しくありません。

真に科学的な態度とは、決して “権威” を鵜呑みにすることなく、批評精神と “柔らか頭” をもって、対象を冷静に分析したり、異なる多様な視点で見直してみることができる態度にちがいないでしょう。

自分の見解と異なる見解に対して “陰謀論” というレッテル貼りをすることも、紛れもない非科学的態度でしょう

科学にまつわる、私の好きな名言

「芸術の価値と科学の価値は、万人の利益への私欲のない奉仕にある。」(ジョン・ラスキン)(注2)

「優れた科学者を生み出すのは知性だと人は言う。彼らは間違っている。それは人格である。」(注3)

(注2)19世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する評論家・美術評論家。
(注3)「20世紀最高の物理学者」とも評されるドイツ生まれの理論物理学者。1921年のノーベル物理学賞を受賞。

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