夏の不調は “自律神経の乱れ” が原因かも? セルフチェックと簡単リセット法で乗り切ろう!

健康 食育

はじめに

だるい・眠れない・イライラ……その夏バテ、実は「自律神経の乱れ」かもしれません。
梅雨明けとともにやってくる真夏の猛暑。朝からぐったり、やる気が出ない、夜は眠れず昼間はぼーっとする……そんな“夏バテ”のような症状に悩んでいませんか?
実はその不調、「ただの暑さ」ではなく、“自律神経の乱れ” が原因かもしれません。エアコンの冷風と外の熱波との温度差、寝苦しい夜、乱れがちな生活リズムなど、夏特有の環境は自律神経に大きな負担をかけます。
この記事では、自律神経の乱れによる夏の不調をセルフチェックする方法、そして誰でも今日から始められる整え方の実践法を、わかりやすくご紹介します。

そもそも「自律神経」とは?

私たちの体は、自分の意志とは関係なく、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を調節したりといった無意識の働きを24時間休まず行っています。これをコントロールしているのが「自律神経」です。
自律神経には2つの働きがあり、昼間や活動中に優位になる「交感神経」、そしてリラックスや睡眠時に働く「副交感神経」。この2つがバランスよく切り替わることで、私たちは快適に生活できるのです。
しかし、夏はこのバランスが崩れやすい季節。強い日差しや高温多湿、冷房の効きすぎ、不規則な生活リズムなどが、自律神経の切り替えを妨げてしまうのです。

あなたは大丈夫?自律神経の乱れセルフチェック

以下の項目のうち、3つ以上当てはまるなら、自律神経が乱れている可能性大です。
□朝起きるのがつらい
□昼間も眠気が続く
□夜なかなか眠れない
□胃腸の調子が悪い(便秘・下痢・食欲不振など)
□頭痛や肩こりが続く
□理由もなくイライラする
□気分が落ち込みやすい
□手足が冷えるのに顔はほてる
□動悸がする、息切れしやすい
□めまいや立ちくらみが起きる
これらの症状は、一見バラバラに見えて、自律神経の乱れが根本原因となっていることが多くあります。特に夏の暑さによって交感神経が過剰に刺激されると、身体は常に緊張モードとなり、心身に疲労が蓄積していきます。

今日からできる!自律神経を整える生活習慣

乱れた自律神経を整えるには、特別な薬や高価な治療が必要なわけではありません。日々のちょっとした習慣の積み重ねがカギとなります。
①朝の光を浴びる
起床後、カーテンを開けて朝日を浴びるだけで、体内時計がリセットされて自律神経の切り替えがスムーズに。できれば毎朝5〜15分、ベランダや外で自然光を浴びるのがおすすめです。
②白湯で体をやさしく目覚めさせる
冷たい飲み物ばかりでは、内臓が冷えて交感神経が過敏になります。朝と夜に白湯を1杯飲むことで、内臓からじんわり温まり、副交感神経が働きやすくなります。
③冷房の温度差に注意
室内と屋外の温度差が5℃以上になると、自律神経が過剰に働いてしまいます。エアコンは26〜28℃を目安に設定し、首や足元が冷えないように羽織やレッグウォーマーを活用しましょう。
④深い呼吸を意識する
忙しい日々では呼吸が浅くなりがち。1日5分、腹式呼吸を意識してみるだけで、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。
⑤スマホやPCから距離をとる

ブルーライトや情報の刺激は交感神経を活性化させます。寝る前1時間は画面を見ずに、読書やストレッチで “脳のクールダウン時間” を取りましょう。

食事・運動・睡眠のバランスも大切

自律神経を安定させるには、「栄養・運動・休養」の3つが基本です。
食事:ビタミンB群、マグネシウム、トリプトファンを含む食品(玄米、納豆、バナナ、ナッツ、魚など)を意識的に取り入れましょう。
運動:激しい運動よりも、散歩やヨガ、ストレッチなど軽めの運動が効果的。毎日20分でもOK。
睡眠:寝る直前のスマホは控え、部屋を暗く、静かに保ち、寝る90分前にぬるめのお風呂に入るとスムーズに眠れます。

おわりに

「夏バテ=自律神経の乱れ」だったと気づけば、対処法は見つかります。
夏の不調を「年のせい」「疲れがたまってるだけ」と放置せず、自律神経の乱れという視点から自分の体と向き合うことで、体も心もラクになっていきます。
ちょっとした意識と行動の積み重ねが、夏を快適に過ごす鍵です。あなたも今日から、自律神経を整える一歩を始めてみませんか?

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