お花見の起源・由来
奈良時代には、天皇や貴族の間で花鳥風月を歌に詠む文化がすでにあったところ、お花見の起源は、一説によると、奈良時代の貴族が始めた行事と言われており、当初はアジア大陸の唐王朝から伝来した梅の花の鑑賞だったそうです。
その後、平安時代に入り、お花見の花が梅から桜へと移り変わっていきました。桜の花でのお花見の起源は、『日本後紀』(注1)によると、812年に嵯峨天皇が催した「花宴の節」という宴だそうです。
一方、農民の間では、古くから、桜の開花を農作業を始める時期の目安としたり、桜の咲く時期や花の向きで豊作・凶作を占うなど、豊作祈願の神事として桜を見てきたといわれています。秋の五穀豊穣を願う “予祝(前祝い)” の意味合いのある行事だったそうです。
江戸時代以降になると、庶民文化が豊かになるにつれて、現代のような、純粋な楽しみとしての花見が庶民に広まったのだそうです。
(注1)平安時代初期に編纂された勅撰史書。
2023年1月21日(土)読売新聞朝刊第一面トップ記事
1月21日(土)読売新聞朝刊のトップ記事の主見出しは「コロナ春から「5類」」、袖見出しは「行動制限・マスク緩和 首相表明」でした。
でも、本文中の記述「政府内では、移行時期を5月の大型連休前後とする案が出ている。」を読んで、個人的には少々期待外れに感じました。
「政府は専門家の意見を踏まえ、2月にも5類移行の時期を判断する」見通しだそうですが、私は、春が来れば早いに越したことはないと思いますので、義務教育(小中学校)の春休み(注2)の開始にタイミングを合わせるのがベストではなかろうか、と期待しています!
(注2)全国一律ではなく地域差があるのですが、私の住む近畿地方の某市では、2023年の春休み期間は「3月25日(土)~4月9日(日)」だそうです。
2023年のお花見は………
2022年の春は、幸い、緊急事態宣言もまん延防止措置も講じられていないこともあって、私は、自分の住む市の外の桜の名所に遠出をしました。ただし、混雑を避けるために、土日を避けて平日に行ってきました。
2023年のお花見は、5類引き下げのもとで、ウィズコロナ、社会の平常化を願う予祝の意味合いを兼ねたお花見として楽しみたいものです。

