2月13日は「世界ラジオの日」

「世界ラジオの日」とは?

2月13日は、1946年のこの日、当時創設間もなかった国際連合(略称「国連」)が、5つの公用語(注1)でラジオの国際放送を始めた日だそうです。

2012年に国連総会で国際デー(注2)として採択されて「World Radio Day(WRD)」となりました。

(注1)国連憲章が規定する国連の公用語は(英語表記のアルファベット順で)中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語の5カ国語ですが、時の経過とともに総会、安全保障理事会、経済社会理事会ではアラビア語が加えられて6カ国語に拡大されています。公用語のうちフランス語と英語が事務局と国際司法裁判所の常用語です。
(注2)国際機関によって定められた日に、毎年、特定の事項に対して特に重点的問題解決を、国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための記念日。

こんにちのラジオ

国連によれば、ラジオは、いまだに世界で最も広く利用されているメディアなのだそうです。

「緊急時の情報伝達や災害時の救援活動において重要な役割を担っているのはもちろんのこと、低コストで、教育レベルの違いや住んでいる場所に関係なく、最も多くの人々に、ニュースや娯楽・教育番組などの様々な情報を届けることができるラジオは、多様なコミュニティを反映し、多様な視点を提供し、建設的な対話を促進する場を提供することができる」。---これが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)によるラジオの評価だそうです。

災害時に重宝:防災ラジオ

私には、インターネット以前の時代、中学生、高校生時代に夏休みに深夜放送を聴いた記憶が今でもかすかに残っています。その後はこんにちに至るまでの長い間、今でも昔ながらのラジカセを持ってはいますが、ラジオは滅多に視聴しないですね。たまに気紛れ(?)で視聴するときでも、雑音が入らずに聞けるインターネット・ラジオを選択しています。

今の私にとってのラジオは、災害時用という感覚ですね。防災ラジオ(手巻き充電タイプのもの)はちゃんと持っています。

災害時には、スマートホンやタブレット端末でSNSを通じて情報収集をすればよいと考えがちですが、災害のせいで通信網その他に障害が発生していてネットが使えない場合があり得ますし、問題なく使える場合でも、SNSは誰でも自由に書き込みができるため、実際に、災害時にデマ情報やフェイクニュースがネット上に流れ、多くの人々を混乱させた事例があって、その信憑性は???です。

その点、ラジオ放送なら、①インターネットが使えない状況にあっても使える、②SNSの情報よりもはるかに信用できる、③地域や自治体に密着した災害時ならではの情報(個々の避難所の開設状況・安否情報・炊き出し・給水速報など)が期待できる、④手回しで発電するタイプの防災ラジオなら、乾電池切れの心配がなく停電も関係ない、というメリットがあります。

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