女性必見:性自認を悪用する自称女性の男に女性が性被害に遭わないために

いわゆるLGBT法案をめぐる最近の報道や議論に対する私の違和感

いわゆるLGBT法案(平成28年の国会に提出された法案の名称だと「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」)について、2023年の最近の報道によれば、「LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法をめぐり、自民党は、党内の一部が反発している。「差別は許されない」という文言の修正を模索しているが、野党側からは、大幅な修正は認められないとけん制する声も出ていて、この文言の扱いが焦点となる」そうですが、私は、“それが最大の争点なの?” と疑問を感じています。

たとえば、イギリスの事例をほんの二つ紹介しますが、「女性に対する性的暴行犯の男が有罪評決 → トランスジェンダーであることを訴えて認められ、性別を女性に変更 → 女子刑務所に収監 → 女子刑務所収監中に他の女性受刑者に性暴行を犯す → 男子刑務所に移送」や、「トランスジェンダーで女性となった18歳の “元男” が、スーパーの女子トイレで見ず知らずの10歳の少女に性的暴行」という事件が起こっています。

私の推測でしかありませんが、自己申告のみで性別変更を認めるという前提では、「性自認を悪用する男(自称女性)による女性への性的被害」が国民の多くにとっての最大の懸念事項ではないでしょうか?!

「差別の解消」と「その “えせ” の排除」はワンセットが望ましい

日本では、同和問題(部落差別)という人権問題にいわば寄生するかのように、えせ同和行為という問題があって、政府として一体的にその排除を推進しています。

この同和問題とえせ同和行為の関係のように、残念なことですが、この広い世間には、差別反対を口実に、他人を食い物にしよう、不当な利益等を得ようと企む輩が存在しています。

LBGTへの差別解消においても、性善説に立脚するのではなく、性自認を詐称又は濫用しようとする者が存在するという前提に立って、いわば “えせLGBT” の排除についても、初めから同時並行的に検討して、然るべき制度設計をしておくことが肝心である、と私は考えています。

「男性が自分の心は女性だと主張するだけで、例えば女子トイレに入れるようになる、なんてことにはなりません」と反論するLGBT支援者がいますが、LBGT法案推進派が口先で説明するだけでは無意味であって、安心できる法的根拠の存在が必要です。LGBT法案推進派の国会議員の方々らは、ただ単にLGBTの権利を擁護するだけでなく、“エセLGBT” による性自認の詐称や濫用への対策を伴う内容に法案の条文を作り上げてこそ、主権者たる国民に対する真っ当な政治家としての責任ある態度なのではないでしょうか?

また、慎重派のいわゆる保守系の国会議員の方々には、一般国民(特に女性)の懸念を最大限払しょくすることができるよう、議論を深め、より良い内容(最低限、よりマシな内容)の新法ができるように尽力していただきたいものです。

私なりのたたき台

私としては、自分の意見を抽象論で述べるだけではなく、多少なりとも具体的に説明する趣旨で、拙速で恐縮ですが、平成28年の国会に提出された「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」を土台とするタタキ台(赤字の箇所が加筆箇所)を提示いたします。あくまでもタタキ台です。

法案に、次のような意味内容の条文を加える。
(国及び地方公共団体の責務)
第三条 国及び地方公共団体は、この法律の趣旨にのっとり、性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関して必要な施策を策定し、及びこれを実施しなければならない。
2 国及び地方公共団体は、性自認の詐称又は濫用は、性自認を理由とする差別解消の推進に対する大きな障害になるという認識に立って、その排除のために、行政機関等が一体となって、性自認の詐称又は濫用の排除に努めなければならない。
(国民の責務)
第四条 国民は、第一条に規定する社会を実現する上で性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等が重要であることに鑑み、性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に寄与するよう努めなければならない。
2 何人(なんぴと)も、性自認を偽り、又は濫用してはならない。

さらに、次のような附帯決議をすることとする。
法律施行後三年を目途として、その実施状況を勘案して、身体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーであって、かつ、性別適合手術を望まない人については、①必要最小限度の規制措置の可否とその在り方、②性自認についてのしかるべき確認手段について、検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずること。

時代は変わる

「性的マイノリティの人が隣に住んでいたら嫌だ」という趣旨の発言で総理秘書官を解職された官僚がニュースになっていましたが、私なら、全然平気です。

仮に、どんな人が隣に住んでいたら嫌かを敢えて口にするなら、近所迷惑な、非常識なあるいは反社会的な言動をとる人か否か?が判断ポイントであって、性的指向、性自認などは無関係です。

あれこれの差別反対を口実に善良(でお人好し)な日本人を食い物にしようとする狡猾な人間がのさばることのない、真に対等で平等に人権が尊重され、かつ、多様性のある社会を、私は真剣に望んでいます

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