生命力の強い植物、タンポポ
「タンポポ(蒲公英)」の花言葉は「愛の信託」「真心の愛」です。
タンポポの花の咲く季節は春から秋です。タンポポの花は、3月くらいから咲き始め、夏の暑い時期は休みますが、秋にまた咲きます。
タンポポの花の特徴は、明るさに反応して咲くことです。タンポポの花は朝開き、夜には閉じてしまいます。雨の日には開かないことがあります。
タンポポの花は、小さな花がたくさん集まって一つの花の形を作っています。花びらのように見えているものは、実は一つ一つの小さな花です。
タンポポは食用にすることができる
根を細かく刻んで乾燥させ、よく煎って粉末にしてお湯を注いでできるノンカフェインの「タンポポコーヒー」は、代用コーヒーとして有名ですが、タンポポは食用にすることができるそうです。
日本では、江戸時代の頃から、タンポポをおひたしや汁物に入れて食べていたそうですし、明治時代に入ってからも、花は天ぷら、茎はきんぴらにして食べていたそうです。
一方、ヨーロッパでは、昔からタンポポの葉を食用にしていて、今でも野菜として栽培されているそうです。
日頃身近な場所で見かけるタンポポは、そのままでは灰汁やえぐみが強く、生サラダのように食べることはできません。タンポポの葉をおひたしやサラダで食べる場合には、アク抜きが必要です。
なお、用心のため、自宅の家庭菜園で育てたタンポポ以外は、加熱して食べるのが安全です。
西洋タンポポの一品種で食用の「ダンデライオン」
我が家では、食用タンポポの「ダンデライオン」を育てています。葉のギザギザがライオンの歯並みに似ていることで名づけられたそうです。
明るい半日陰で育てると、柔らかい葉を長期間収穫可能です。
私は、タンポポの葉を食用にしてみたことがまだないのですが、食用タンポポの葉は野生のタンポポより柔らかくて苦みが少ないそうです。若葉には、ビタミンA、ビタミンC、鉄分などが含まれていて栄養豊富で、ホウレンソウのように用いることができるそうですし、サラダに混ぜ込むと独特の風味が味のアクセントになるそうです。
また、茶葉とホワイトリカーで「タンポポ酒」を、花をワインに漬け込んで「タンポポワイン」を、それぞれつくることができるそうですので、私は今年、「タンポポ酒」つくりに挑戦してみようと思います。


