誰でも簡単にできる園芸・家庭菜園その7:優れもの「フェルトプランター」

はじめに:次の条件に当てはまる人には参考になると思います

この記事は、園芸・家庭菜園をこれから始めてみようとお考えの人とまだ初心者段階の人が、私の場合と同じ次の条件に当てはまる場合には、私の園芸・家庭菜園の実践経験が多少なりともお役に立つように思います。

①お住まいの気候区分が、「寒地・寒冷地」、「中間地(温暖地)」、「暖地」の三区分のうちの「中間地」に当たること。
②お住まいの敷地内の “庭” は、大した広さがないこと。
③地植えできる庭、花壇はなく、鉢、プランター、ベジトラグを使うしかないこと。
④日当たりはあまりよくないこと(最も日当たりの良いエリアでも、夏場で半
日程度)。

フェルトプランターを使ってみて

「フェルトプランター」とは、その名のとおりフェルト(不織布)素材のプランターです。使い方は一般的なプランターと同じ(土を入れて植物を植えるだけ)です。
なお、小さめサイズのものは不要かもしれませんが、大きなサイズのものほど、持ち手がついている商品を選ぶことをお勧めします。

私のフェルトプランター使用歴は、大きめのサイズのもの(直径35cm、高さ35cm)を一つ使って昨年ミニトマトを栽培しただけなのですが、実体験を通じて私が感じたメリット、デメリットは、次のとおりです。

まずメリットですが、通常のプランターと比較して、軽い、安い、でも頑丈です。捨てるときは燃えるゴミで大丈夫です。一般的なプランターと違って、フェルト生地から水分が沁み出ていく(通気性は抜群な)ので、鉢底石が不要です。フェルトプランターの底面には、鉢や一般的なプランターの底面にあるような穴がないので、ナメクジ等の害虫がフェルトプランターの底面から侵入することはありません。

メリットとして一番凄いと感じた点は、フェルト生地の繊維の間にたくさんある隙間から空気が入り込むので、植物の根がその空気に触れて成長を止め、代わりに新しい別の根を作ろうとして、その繰り返しによって健康な細い根がしっかり育つことです。

次に、デメリットですが、フェルトプランターは通気性・排水性がよい分だけ乾きやすいので、水遣りの回数が増えることと、植物の中には湿潤な環境を好む植物がいて、そういう植物とは相性が良くないことです。さらに、使い続けているうちに表面に苔が生えがちなことです(ただし、人によっては、苔も風合いのうちかもしれません。)。

結論:地植えできる庭がない住宅環境で園芸・家庭菜園をするには、フェルトプランターは重宝!

私は、今後、現在使っている野菜用のプランターが経年劣化した場合や、多年草(宿根草)を一回り大きな鉢等に植え替える場合に、フェルトプランターに切り替えていくつもりです。

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