記念日制定の由来
1959年(昭和34年)のこの日に、日本初の少年向け漫画週刊誌『週刊少年マガジン』と『週刊少年サンデー』の二誌が創刊されたことから制定された記念日です。
私が社会人になってから読んだ漫画で一番印象に残っている作品
私が社会人になってから読んだ漫画作品の中では、少年漫画ではありませんが、印象深いいくつかの作品の中から一つに絞るなら、それは、青年漫画週刊雑誌『モーニング』(講談社)に1988年から1996年まで連載された『沈黙の艦隊』(作者:かわぐち かいじ)という漫画作品です。
ちなみに、私が未成年のときから読み始めて以来今でも好きな漫画は、『ゴルゴ13』(さいとう・たかお さいとう・プロダクション)です。
また、原作を読んではいないのですが、私が社会人になってから楽しめた作品は、実写版で映画化された『ちはやふる-上の句-』、『ちはやふる-下の句-』、『ちはやふる-結び-』の三部作、そしてテレビアニメの『キングダム』(現在、第4シリーズまで放映終了。第5シリーズが2024年1月から放映予定)です。
『沈黙の艦隊』のあらすじと魅力
かわぐちかいじ氏の代表作の一つで、リアルな描写と人間ドラマ、国際情勢の描写が融合された、緻密なストーリー展開が魅力の漫画です。
日米の協力で秘密裏に建造された最新の原子力潜水艦「シーバット」に乗り組んだ海江田四郎艦長以下が、計画的な反乱を起こし、独立戦闘国家「やまと」を宣言し、全世界を敵に回します。
その真の目的は、「沈黙の艦隊計画」(Silent Security Service from the Sea。略称SSSS)という、各国の原潜を集めて一種の独立国家を結成し、その所有する核ミサイルを全ての国家が共有できる抑止力として世界平和の実現を目指すこと並びに核保有国が核兵器を所有し続ける必要性及び小国が新たに核開発を始める必要性をなくしてしまうことにあったのです。
作品の魅力の一つは、非常にリアルな描写です。作者自身が海上自衛官であった経験を生かして、潜水艦や海戦について非常に詳細な描写をしています。また、登場する兵器や艦艇も、実在するものを元にしているそうです。
作品のもう一つの魅力は、人間ドラマです。主人公である海江田艦長を始めとする乗組員たちの、戦争という極限状況下での葛藤や成長が描かれています。彼らが自分たちの信念に従って戦う姿勢は、読者の心を打つものでした。
さらに、『沈黙の艦隊』は、国際情勢にも注目しています。米軍との対立はもちろん、各国の立場の違いや、国内政治も物語の展開に大きく関わります。読者は、作品を通して国際政治や軍事についても学ぶことができます。
世界的に高い評価を受けている日本の漫画
日本の漫画は、独特なタッチやストーリー性、登場人物の魅力的なキャラクターなどが世界的にも高く評価されています。また、日本の漫画は、独自の文化や歴史、風俗や習慣などを反映した作品が多く、それが海外でも愛される要因の一つになっています。さらに、近年はアニメや映画化される作品が増え、世界中で大ヒットする作品も多くあります。そのため、日本の漫画は世界的に注目され、熱狂的なファンが多く存在する文化的なアイコンの一つとなっています。
TVアニメ化や映画化される作品を含め、これからもどんな作品と出会えるか、楽しみです。